ハーレーEFIチューニングフルコンのメリット・デメリット
公開日:
:
最終更新日:2018/08/10
ハーレー
今や定番メニューとなっているEFIチューニング
種類も多く値段もバラバラでお店によってオススメしている物も違うので
結局のところどれが良いのかわからない方は参考にしてください。
フルコンとはハーレー純正のコンピューターを交換して使い
サンダーマックスや津インテックが主流となっています
今回はサンダーマックスをベースにお話します
メリット1 ワイドバンドセンサーによるオートチューン
コンピューターを交換することによって色々設定できる項目が増えます
あまりいないと思いますがスーパーチャージャーをハーレーに取付けている方は
このフルコンの場合別に設定項目があるのできっちりチューニングが出来ます
ただほとんどの方はスーパーチャージャーを付ける方はいないと思うので
一般の方に大きなメリットとなるのはやはりオーツーセンサーを
ワイドバンドセンサーに交換してオートチューンによる自動補正がかけられる
という部分になると思います。
これはオーナーの走りに合わせて設定されたAFR(エアーフューエルレシオ)に合わせて
VE値(体積効率)を修正していく事によってチューニングされます
ただしオートチューンだけではパンパン(アフターファイヤー)を完全に取り除く事が
出来ない可能性があります
しかしアクセルを戻したときのガソリンの増減など細かい部分も設定出来るので
ほとんどの場合アフターファイヤーを取り除く事が出来ます。
メリット2 ハーレーらしい3拍子
インジェクションモデルのハーレーはただ単純にエンジン回転数を下げれば良いと
いうものではございません。
点火タイミングも重要になってきます
しかし回転数はデバイスによっては900RPMもしくは800RPMまでしか下げることが
出来ないのに対しフルコンは600RPMまで落とすことが可能です
いくら点火タイミングを調整しても800RPMでは3拍子っぽくはなりますが
ちょっと違うのです。
ただし回転数を下げすぎるとエンストしやすくなるのであまり下げすぎには注意が必要です
またバッテリーの負担オイル回りの懸念がありますのでトラブルが起こる可能性が
あるという事を忘れてはいけません。
良い事ばかりではなくもちろん悪いこともあります
デメリット1 謎のバッテリー上がり
正直この現象の理由はわかりません
この現象を回避するには「充電」が必要です
フルコンにした時はバッテリーの充電器もセットで購入した方が良いです
コンセントが無く充電するのが困難な方は良く考えた方が良いです
デメリット2 ワイドバンドセンサーは消耗品です
ワイドバンドセンサーは消耗品なのでいつか壊れます
壊れたセンサーをつけて補正をかけているとおかしなAFRの設定になり
「なんか調子悪い」「黒煙がやたら吹く」という症状がでたら1度センサーを
疑った方が良いかもしれません。
まとめ
フルコンは設定項目も多く細かいチューニングが出来ますしオートチューン機能
もあるので近くにシャーシダイナモを持っているお店がない地域の方はオススメです
しかし予算は10万前後これに工賃が加わると15万前後とちょっと高めです
センサーが壊れるとエンジンがかからなくなるというトラブルもあるので注意が必要です。
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